子ども教室 / 授業内容


◆基本理念
►子ども教室では、中国武術の型をスポーツとして行っています。
中国武術の練習は、強い精神力と元気な体を育てると同時に人格形成にもバランスのよい影響を与え、健やかな心身の成長を手助けします。
又、全身の様々な筋肉や関節を使う為、成長する上で真に必要な運動能力が身に付き、子ども達が本来持っている能力と可能性を引き出し育てます。
►授業では、楽しく体を動かしながら運動機能を高めることを第一の目的としており、身体能力の高低に関係なく行える、個性的で自由な楽しい運動プログラムを用意しております。
又、個々のペースや性格、体力に合わせて練習を行うことで、自然な形で主体性を育む環境を整え、武術の上達と共に考える力や自立心を培っていくことを目指しています。
試合の点数だけの成果主義ではなく、各々の子どもにとってどれ位成長できたか、ということを大切にしています。
子どもカンフー教室理念〈五つの柱〉
⒈礼儀を知る
先生への挨拶、仲間への挨拶、演武時の挨拶などをすることで、礼儀正しい姿勢が身につきます。
⒉自立心を育てる
練習では套路(とうろ)という形の、武術運動方式を取っています。
この形を最初から最後まで一人で完成させなければなりませんので、自立心を育てるのに大変役に立ちます。
又、希望者は年に数回ある試合や、発表会にも出場できます。人前に出て一人で演武を行うことで自立心が自然と身につき、様々な経験を通して成長していきます。
⒊諦めない精神力を育てる
繰り返し練習することで、武術の動作が自然と身に付き、着実に上達していく喜びを学べます。試合や練習などでの失敗を恐れずに、技を磨く大切さを理解し、希望を捨てない強い心を育みます。
⒋お互いに学ぶ心、教える心を育てる
子ども達同士で、分からない所を教え合い、学び合います。仲間を大切にする心と謙虚な姿勢、コミュニケーション能力を身につけることができます。
⒌体を動かす楽しみを知る
中国武術は種類が多いため、個人の身体能力や、好みに合う種目を選ぶことができます。
無理のないカリキュラムで、体を動かす楽しみを学べます。


◆練習内容
制定拳(規定拳※1)のパンダ長拳・ドラゴン長拳、初級長拳・初級剣術・初級刀術・初級混術・初級槍術、南拳・南刀・南棍、長拳B、ジュニア太極拳、伝統武術(蟷螂拳、通背拳など)、他
ストレッチ、基本練習に加えて、一通りの套路(トウロ:武術の型)を覚えます。先生が一人一人にき
め細やかに指導します。
希望者は発表会や試合に出るための練習も行います。
◆授業メニュー
①始めの体操・走りながらの軽いストレッチを行います
②動物走りなどを行い、体を温めます
③体が充分にほぐれたところで、武術の基本功の練習(蹴り、ジャンプなど※2)を行います
④個々に行っている武術の套路(型)の練習(パンダ長拳、初級長拳、剣、棍ほか)を一人ずつ、又は集団で行います(初心者の子供は基本の足蹴り等、時間をとって行います)
⑤5つの基本の足の練習など
⑥様々な道具を使った、武術の型の練習
(道具を使っての実際のパンチ・蹴りetc、他プログラム)
⑦最後の体操(ストレッチなど)
※定期的に内容が変わります(特に⑤⑥)

~助手の先生がついています~
※現在はお休み中です
山本みどり
プロフィール:
補助講師/ 事務/広報担当
✾長拳2級(日本連盟資格)
2002年頃から徐言偉に健康の為の太極拳等を習う。
2010年から子ども教室を手伝い始める。
「武術歴はサボりサボりも10年以上に・・・子ども達に負けないように頑張ります!!」


※2 基本功:武術の基本動作のこと
詳しい内容は〝中国武術・太極拳〟とはへ
※1 制定拳:伝統武術をもとにしてつくられた武術の規定の型
詳しくは〝中国武術・太極拳〟とはへ
◆発表会/試合
研究会では、上達の度合いに関わらず、本人が望めば全ての子どもが発表会や試合に出る権利があると考えています。
人前で発表する機会を得ることで、目標が出来て上達が早くなり、主体性を持って練習をするようになります。又、色々なことにチャレンジすることで、自己を知り確立していく手がかりを得ることができます。
他のチームの演武を見ることも刺激になり、切磋琢磨することの面白さや仲間と共に参加することの楽しさを学べると考えております。
(※試合はあくまでも一つのチャレンジであって、必ずしも結果だけを評価するものではありません。良い成績を目指すだけでなく、試合を通して色々な経験をすることを大切にしています。)


◆検定試験
研究会では、更に上達を目指す子ども達には、日本武術太極拳連盟が主催する1~5級の検定試験の受験を勧めています。
合格を目指して練習することで、より一層に型の理解や上達が望めると同時に、視野の広さやチャレンジ精神、諦めない精神力を培ってもらいたい、と考えております。



2014年11月23日掲載
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